認知症の親に何度も同じ話をされてイライラしたとき|葬儀屋おばちゃんが心を切り替えた考え方
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認知症の親に何度も同じ話をされてイライラしたとき|葬儀屋おばちゃんが心を...
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どうも〜おばちゃんです!
「また同じ話してる…」
そう思った瞬間、ため息が出てしまったことはありませんか?
認知症の親の介護をしていると、何度も何度も同じ話を聞かされる場面がやってきます。最初は笑顔で聞けていたのに、だんだんイライラしてしまって、そのあと「こんな気持ちになってごめん」と自己嫌悪に陥る…。
そんなループ、経験ありませんか?
わたしも母の介護をしながら、何度もそのループにはまりました。葬儀屋として多くのお別れを見てきた経験が、少しずつ気持ちの切り替えを助けてくれました。
今日はそのことを、正直に書いてみようと思います。
認知症で同じ話を繰り返すのはなぜ?
まずここを知っておくと、少しだけ気持ちが楽になります。
認知症になると、新しい記憶が脳に定着しにくくなります。 でも、昔の記憶はわりと残っていることが多い。だから「さっき話したこと」が記憶に残らず、また同じ話をしてしまうんです。
本人は何度も話しているつもりはありません。 毎回、初めて話しているつもりなんです。
これを頭でわかっていても、気持ちがついていかないのが介護の難しいところなんですよね。
こんなことも実際にありました
介護の現場にいると、こんなこともあります。
わたしは葬儀の仕事が立て込んで、1週間ほど実家に行けなかったことがありました。電話は毎日していたのですが、顔を見せられなかった間に、母はわたしが亡くなってしまったと思い込んでいたようで…。それを後から父に電話で聞かされて、思わず苦笑いしてしまいました。
笑えるような、切ないような…複雑な気持ちになりましたが、それだけ頭の中にいてくれたんだなとも思いました。
イライラしてしまうのは、当たり前のこと
「イライラしてしまう自分はダメな人だ」って思ってしまう人、多いんじゃないかな。
でもね、はっきり言います。
イライラするのは、ふつうのことです。
毎日介護しながら仕事もして、家のこともして、それで何十回と同じ話を聞いて…疲れない人なんていません。感情が出てくるのは、それだけちゃんと向き合っている証拠でもあります。
わたし自身、父にも「病気がそうさせているんだから、責めなくていいよ」と伝えています。母がショートステイに行っている間は、父の話をとことん聞いて、父のストレスを一緒に発散させるようにしています。
そして忘れてはいけないのが、母だって好んで認知症になったわけではないということ。イライラしてしまう介護する側も、認知症になってしまった本人も、どちらも悪くないんです。
自分を責めなくていいです。
葬儀屋として学んだ「視点の切り替え」
ここからが、わたしが仕事を通じて気づいたことです。
葬儀の現場では、亡くなった方のエピソードをご家族から聞かせてもらうことがよくあります。「この人はこんな人でした」という話を、涙ながらに教えてくれる。
そのとき、ご家族がよく口にするのがこんな言葉です。
「もっとちゃんとしてあげればよかった」
この「ちゃんと」は人によって違います。もっと話を聞いてあげればよかった、もっと会いに行けばよかった、もっとやさしくできればよかった…。後悔の形はそれぞれでも、気持ちはみんな同じです。
これを何度も聞いてきたわたしは、ある日こう思うようになりました。
「同じ話」は、その人の”大切な記憶”かもしれない
何度も繰り返す話って、その人にとって特別に大切な記憶だったりするんですよね。
嬉しかった出来事、誇りに思っていること、ずっと大事にしてきた思い出。
脳が新しいことを覚えられなくなっても、その記憶だけは消えずに残っている。だから何度も口から出てくる。
そう考えると、同じ話をしている親の姿が、少し違って見えてきませんか?
ただ、「ご飯食べていない」のような言葉は少し違います。これは大切な記憶というより、食べたこと自体を忘れてしまっているだけ。
そんなときわたしは「さっき食べたけど、お腹空いちゃった?」と聞くようにしています。責めるのではなく、気持ちに寄り添うひと言で、お互い穏やかでいられますよ。
「もう少ししたら食べようね」とやさしく流すのも、立派な介護の知恵です。
「また聞いてあげよう」に変えるだけでいい
「また同じ話か…」を、「またこの話が聞けた」 に変えてみる。
言葉遊びみたいに聞こえるかもしれないけど、これが意外と効くんです。
全部に共感しなくていい。「そうなんだ〜」「それは大変だったね」って相槌を打つだけでも十分。内容を細かく覚えてなくても大丈夫。
聞いてもらえたという安心感が、本人には一番大事なので。
それでもしんどいときは、逃げていい
心の切り替えができる日ばかりじゃないです。
疲れてるとき、自分が体調悪いとき、仕事でミスした日とか。そういう日は誰だってしんどい。
そんなときは**「今日は無理」と自分に許可を出してください。**
席を外して深呼吸する、別の部屋に行く、プロに頼る。それは逃げじゃなくて、介護を長く続けるための知恵です。
介護は長距離走。短距離走のペースで走り続けると、途中で倒れてしまいます。
自分時間を作ることも、介護を続けるための大切なケアです。
掃除や料理など、できる家事はどんどん便利なものに頼りましょう。ロボット掃除機や食材宅配、家事代行を上手に使うだけで、ぐっと気持ちに余裕が生まれますよ。
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まとめ
- 同じ話を繰り返すのは、認知症の症状のひとつ。本人に悪気はない
- イライラするのは当たり前。自分を責めなくていい
- 繰り返す話は、その人の大切な記憶かもしれない
- 「また聞いてあげよう」と視点を変えるだけで、気持ちが少し楽になる
- しんどいときは逃げていい。長く続けることが一番大切
介護している方が、少しでも気持ちを軽くできますように。
葬儀の現場でたくさんのお別れを見てきたからこそ、「後悔のない介護」を応援したいと思っています。
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ではでは〜