喪服がない時どうする?急な葬儀の服装を現役葬儀屋が解説
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どうも〜おばちゃんです!
「お葬式に行くことになったけど、うちに喪服なんてない…」
そんなとき、何を着ていけばいいのか迷いますよね。
葬儀屋歴20年、これまでたくさんのお葬式の現場に立ってきました。喪服が用意できないというご相談も、ときどきいただきます。
先に結論をお伝えします。参列するだけなら、地味な色の服で大丈夫です。誰も責めませんし、実際にご遺族が気にされているのを見たことがありません。
この記事では、喪服がないときにどうすればいいのかを、現場で実際に見てきたことを交えてお話ししますね。
Contents
まず結論|黒っぽい服があれば参列できます
参列者(呼ばれた側)であれば、黒・紺・チャコールグレーといった地味な色の服であれば問題ありません。
お葬式で大事にされているのは、服の正しさよりも「駆けつけてくれたこと」そのものです。おばちゃんは20年間、ご遺族が参列者の服装に文句を言っているところを、一度も見たことがありません。
ただし喪主・ご親族の場合だけは考え方が変わります。こちらは後ほど説明しますね。
現場のリアル|実際こんな服装の方がいらっしゃいます
受付のそばに立っていると、参列者の皆さんの服装がよく見えます。
作業着のまま参列される方も、いらっしゃいます。受付で「仕事帰りで…」と、ひとこと添えられることもあります。
でもね、気にしているのはご本人だけなんです。
ご遺族は、悲しみと段取りで頭がいっぱいです。そんな中で覚えているのは「あの人が来てくれた」という顔だけ。服の色や形を覚えている方は、まずいません。
【状況別】喪服がないときの考え方
お通夜に参列する場合|いちばん融通がききます
お通夜は、もともと「訃報を聞いて急いで駆けつける」場です。だからこそ、地味な平服で伺うのが本来の姿とされてきました。
今は喪服で来られる方が多数派ですが、「急いで来ました」という服装がふさわしくない場ではないということは、知っておいてください。気持ちがラクになると思います。
告別式に参列する場合|できれば整えたい
告別式は、訃報から1日以上の余裕があることがほとんどです。準備する時間があるぶん、できれば整えていきたいところ。
とはいえ、黒っぽいスーツがあれば十分です。わざわざ買いに走らなくても大丈夫ですよ。
喪主・ご親族の場合|ここは用意してください
喪主やご親族は、参列者をお迎えする側です。祭壇の近くに座り、皆さんから見られる立場になります。
ここだけは、きちんとした喪服を用意しましょう。とはいえ、慌てなくて大丈夫です。貸衣装を扱っている葬儀社もあります。打ち合わせのときに「喪服がないんです」とおっしゃってください。取り扱いがなくても、手配の方法を教えてもらえるはずです。
手持ちの服で代用するときのポイント
女性の場合
- 黒・紺・濃いグレーのワンピース、スーツ、アンサンブル
- スカートは膝が隠れる丈を選ぶ
- ストッキングは黒。コンビニでも買えます
- 襟元が大きく開いた服は、ストールなどで隠せば大丈夫
服装の細かいマナーはお葬式の服装マナー【女性編】喪服・靴・バッグ・アクセサリーにまとめていますので、時間があるときに読んでみてください。
男性の場合
- 黒・濃紺・チャコールグレーのスーツ
- 白い無地のワイシャツ
- 黒いネクタイと黒い靴下。コンビニや駅の売店で買えることもあります
- ストライプが目立つスーツは、上着だけ無地のものに替えると印象が変わります
くわしくはお葬式の服装マナー【男性編】喪服・ネクタイ・靴をどうぞ。
学生・お子さんの場合
制服があれば、それが正装です。色や柄が明るくても気にしなくて大丈夫。堂々と着ていってください。
制服がない場合は、白いシャツに黒・紺のズボンやスカートで十分です。小さなお子さんなら、なおさら気にされません。
これだけは避けたいNG
「黒っぽければOK」とお伝えしましたが、これだけは避けたい、というものもあります。
- 光る素材・ラメ(照明で意外と目立ちます)
- 大きな柄、明るい色
- 素足(黒のストッキングを1枚用意すると安心)
- 金具がキラキラ光るバッグ・靴
- 毛皮・ファー・エナメル(殺生を連想させるため避けられています)
- アクセサリーは結婚指輪とパール以外は外す
- 香水(狭い式場では想像以上に香ります)
逆に言えば、この7つさえ気をつけていれば、まず浮くことはありません。
「喪服はあるのに着られない」というパターンも
喪服は、出番の少ない服です。何年も箪笥に入れっぱなし、という方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、いざ出してみたら着られなかったということが起こります。
- サイズが合わなくなっていた
- 黒が色あせて、茶色っぽくなっていた
- シワや虫食い、カビのにおいがあった
「久しぶりに出したら入らなかった」というお話は、おばちゃんもたまに聞きます。とくに妊娠中や産後は体型が大きく変わりますし、何年かぶりであれば誰にでも起こりうることです。
訃報を受けたら、まず一度、喪服を出して袖を通してみてください。早めに気づけば、まだ打つ手があります。
もし着られなかったときは、次にご紹介する方法で間に合わせましょう。
今から喪服を手に入れる3つの方法
① 葬儀社に相談する(いちばん早い)
意外と知られていませんが、貸衣装を扱っている葬儀社もあります。式場で着替えられることもあり、当日でも間に合う場合があります。
ただしすべての葬儀社がやっているわけではありません。おばちゃんの会社も以前は扱っていましたが、今はやめてしまいました。つまり、葬儀社によって対応が分かれるということです。
だからこそ、まず担当者に聞いてみてください。自社で扱っていなくても、手配できるお店を教えてもらえることがあります。恥ずかしがることは何もありませんよ。
② 喪服のレンタルサービスを使う
ネットの喪服レンタルは、翌日に届くところもあります。バッグや数珠までセットになっているものもあるので、一式ないという方には便利です。
サイズが変わってしまった方にも、レンタルは向いています。
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③ 紳士服店・量販店で買う
その日のうちに持ち帰れるのが強みです。裾上げも短時間で対応してもらえることが多いですよ。
年齢を重ねると、お葬式に呼ばれる機会は確実に増えていきます。1着持っておくと、次からは慌てずにすみます。
よくある質問
Q. リクルートスーツでも大丈夫?
参列するだけなら大丈夫です。黒であれば十分に見えます。ネクタイと靴下を黒にすれば、より整います。
Q. 黒ならスーツじゃなくてもいい?
地味であれば構いません。黒のワンピースやアンサンブルでも問題ありません。
Q. 夏で暑いのですが、上着は必要?
暑い時期は、式場で上着を脱いでいらっしゃる方も多いです。無理をして倒れるほうが大変ですから、体調を優先してください。
Q. 数珠がないのですが
なくても失礼にはあたりません。手を合わせる気持ちがあれば十分です。
まとめ|喪服がなくても、行くことに意味があります
- 参列するだけなら、黒・紺・濃いグレーの地味な服で大丈夫
- お通夜はとくに融通がきく。急いで駆けつけるのが本来の姿
- 喪主・ご親族だけは用意を。貸衣装は葬儀社によって扱いが分かれるので、まず担当者に相談を
- 光る素材・素足・ファー・香水だけは避ける
- 手に入れる方法は、葬儀社に相談・レンタル・量販店で購入の3つ
おばちゃんが20年の現場で思うのは、ご遺族が後から覚えているのは、服装ではなく「来てくれた顔」だけだということです。
喪服がないことを気にして参列をためらうくらいなら、地味な服で構わないので、ぜひ会いに行ってあげてください。そのほうが、ずっと故人にもご遺族にも届きます。
なお、訃報を受けてからの動き全体については家族が急に亡くなったら何をする?STEP解説、危篤の連絡が来た段階でしたら危篤の連絡が来たら何をする?もあわせてどうぞ。
この記事が参考になれば嬉しいです!
ではでは〜
